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明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書
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1 Peter 2
2 / 5
1
されば凡ての惡意、すべての詭計・僞善・嫉妬および凡ての謗を棄てて、
2
いま生れし嬰兒のごとく靈の眞の乳を慕へ、之により育ちて救に至らん爲なり。
3
なんぢら既に主の仁慈あることを味ひ知りたらんには、然すべきなり。
4
主は人に棄てられ給へど、神に選ばれたる貴き活ける石なり。
5
なんぢら彼にきたり、活ける石のごとく建てられて靈の家となれ。これ潔き祭司となり、イエス・キリストに由りて神に喜ばるる靈の犧牲を献げん爲なり。
6
聖書に『視よ、選ばれたる貴き隅の首石を我シオンに置く。之に依頼む者は辱しめられじ』とあるなり。
7
されば信ずる汝らには尊きなれど、信ぜぬ者には『造家者らの棄てたる石は、隅の首石となれる』にて、
8
『つまづく石、礙ぐる岩』となるなり。彼らは服はぬに因りて御言に躓く。これは斯く定められたるなり。
9
されど汝らは選ばれたる族、王なる祭司・潔き國人・神に屬ける民なり、これ汝らを暗黒より召して、己の妙なる光に入れ給ひし者の譽を顯させん爲なり。
10
なんぢら前には民にあらざりしが、今は神の民なり。前には憐憫を蒙らざりしが、今は憐憫を蒙れり。
11
愛する者よ、われ汝らに勸む。汝らは旅人また宿れる者なれば、靈魂に逆ひて戰ふ肉の慾を避け、
12
異邦人の中にありて行状を美しく爲よ、これ汝らを謗りて惡をおこなふ者と云へる人々の、汝らの善き行爲を見て、反つて眷顧の日に神を崇めん爲なり。
13
なんぢら主のために凡て人の立てたる制度に服へ。或は上に在る王、
14
或は惡をおこなふ者を罰し、善をおこなふ者を賞せんために王より遣されたる司に服へ。
15
善を行ひて愚なる人の無知の言を止むるは、神の御意なればなり。
16
なんぢら自由なる者のごとくすとも、その自由をもて惡の覆となさず、神の僕のごとくせよ。
17
なんぢら凡ての人を敬ひ、兄弟を愛し、神を畏れ、王を尊べ。
18
僕たる者よ、大なる畏をもて主人に服へ、啻に善きもの、寛容なる者にのみならず、情なき者にも服へ、
19
人もし受くべからざる苦難を受け、神を認むるに因りて憂に堪ふる事をせば、これ譽むべきなり。
20
もし罪を犯して撻たるるとき、之を忍ぶとも何の功かある。されど若し善を行ひてなほ苦しめらるる時これを忍ばば、これ神の譽めたまふ所なり。
21
汝らは之がために召されたり、キリストも汝らの爲に苦難をうけ、汝らを其の足跡に隨はしめんとて模範を遺し給へるなり。
22
彼は罪を犯さず、その口に虚僞なく、
23
また罵られて罵らず、苦しめられて脅かさず、正しく審きたまふ者に己を委ね、
24
木の上に懸りて、みづから我らの罪を己が身に負ひ給へり。これ我らが罪に就きて死に、義に就きて生きん爲なり。汝らは彼の傷によりて癒されたり。
25
なんぢら前には羊のごとく迷ひたりしが、今は汝らの靈魂の牧者たる監督に歸りたり。
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